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『…あれ！？
私、教室に教科書忘れてる。
最悪、取りに行かなきゃじゃん。
めんどくさいなぁ…』
最近だんだん日が落ちる
スピードが遅くなって
空の下の方だけが赤く染まっている。
『わぁ。綺麗…。』
廊下から見えるその空に
少しの間目を向けて
特に何かがあった訳でもない
今日一日を思い返す。
『はぁ、もう階段疲れる…。
やっと着いた。』
最上階にあるパソコン室まで
階段で上がるのは結構しんどい。
まだ高校生の年齢で
こんな息切れしてたら
おばあちゃんになった時
私どうなっちゃうんだ…。
パソコン室に足を踏み入れた瞬間____
カチャカチャ…カチャカチャ…
『え…。』
キーボードの音が奥の席から聞こえてきた。
背伸びしてみると
誰か座っているのが見える。
チラチラ見えている頭はなんと金色。
こんな時間のパソコン室なんか
私しか居ないはずなのに…。
ま、まさか幽霊…！？
着ている服も制服じゃなくて
白いTシャツ…？え、先生とか？
でも先生に金髪とか居ないし…。
状況を掴めずおどおどしていると、
向こうも気づいたようだ。
「んぁ…？誰…？」
そう言ってヒョイっと顔を出した。
『あ、あんたこそ…誰。』
うん…？
あ、この人…！
淳平くんと同じクラスの…！？
確か、“キヨ”って呼ばれてる
背の高いヤンキーだ。
「何、ボーッと立ってんの？忘れ物？」
『いや、ここで宿題してて…。』
「ふーん、そっか。」
また画面に向かった彼。
特に私には興味が無いらしい。
よかった、変に絡まれて
めんどくさいことになるかと______
「ねぇ、ここって何時まで居て良いの？」
『はっ、はい！？』
うわぁ、絡まれたぁぁ…
『あ、えっとー、最終下校時間は
もう過ぎてるけど、見回りの先生が
来るまでなら良いんじゃないかな…。』
彼と距離があるので
少しだけ声を張り上げる。
「その時間まで居たことある？」
『いや、さすがに…。』
「さすがに…か。」
止まった会話に何故か
勝手に気まずくなる私。
『あの…さ。』
「…うん？何？」
『なんでここに居るの？』
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
