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次の日も私はパソコン室の
椅子に座ってサッカー部の様子を
いつものように眺めていた。
今日、あの金髪は居ない______
昨日の帰り際に言っていた。
「明日、そいつの見舞いに行ってくる。」
『そっか、わかった。』
「だから、明日はパソコン室
行けねぇから。」
『あ、うん。』
「今日みたいに
俺のこと待ってたりしたら
悪いなと思って、一応言っとく。」
『え、だから待ってないって…』
「ははっ、そうだっけ？」
彼が居ないサッカー部は
なんだかいつもより
活気が無いように感じられた。
“あの二人が居ない分動けよー！！”
監督らしき人が部員に呼びかける。
ある意味今日は
集中して勉強ができそうだ。
…
“そんなに自分を責めないでね。”
部員のみんなからも言われたのに
Aから言われた時は何かが違った。
部員の前で俺が涙するなんて。
一番泣きたいのはアイツなのに。
そう思って我慢していたけれど、
Aの前では
素が出せたのかもしれない。
昨日もまた頭を撫でられた。
Aの手、温かかったな。
病室の番号を照らし合わせて
静かに扉を開けた。
「おう、キヨ。」
「淳平、調子はどうだ…？」
思ったより元気そうな顔をしている。
「え、平気だよ？このくらい。」
「靭帯まで…いったんじゃないのか？」
「あ、まぁ…
でも1ヶ月くらいで治るって。
夏の大会には出られるよ！」
「本当か…！？」
「おう！でもリハビリも
その分頑張らないといけないし、
今すぐにはできないから
体、鈍っちゃうかもなぁ。」
「そっか…。」
「キヨ、お前の方が顔色悪くないか？」
「あ…昨日あんまり眠れなくて。」
「そうだったんだ。
気にしなくていいぜ？
ほら！足以外はピンピンしてんだから！」
そう言って
両腕を上げてみせる淳平。
「痛みは？まだあるのか？」
「うーん、少しだけ？
今は痛み止めは飲んだりしてるけど
足の治療したらそれも
飲まなくていいって！」
「淳平、本当ごめん。
俺、ちゃんと謝れなかったから。」
「気にすんなよ、
サッカーしてたらこんなこと
一回くらいあるだろ？
たまたま接触したのが
キヨだっただけで、
別のやつとこうなることだって
全然あり得るんだから。」
「でも…」
「お前のせいじゃないぞ、キヨ。」
淳平の元気そうな姿と、
前向きで優しい言葉に
俺の心は救われた。
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
