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知りたいか、知りたくないか____
そんなの、もちろん
知りたいに決まってる。
でもどうせ私じゃないだろうし。
聞いたところで
憂鬱な気分になるだけだから。
『キヨがその人と結ばれた時に教えてよ！』
「え、なんだよそれ。」
『それまでのお楽しみにしとくからさっ！』
「……わかった。」
『応援してるから、
報告できるように頑張ってね？』
彼が幸せな報告をしてきた時には
綺麗に諦められる気がする。
それまではこうやって
毎日放課後会っても…良いよね？
キヨの目の前なのに
今にもため息が出そうだ。
片思いって辛いな。
キーンコーンカーンコーン♪
『あ、もうこんな時間だ。
そろそろ帰ろうか。』
「ねぇ、あのさ…。」
立ち上がって帰りの支度を
始めようとすると呼び止められた。
『うん？どうしたの？』
「Aは好きな人、居ないの？」
『…居るよ。』
「どんな人？」
『…知りたい？』
「知りたい。」
私だって、思わせぶりな君に
いつまでも振り回されっぱなしじゃない。
『こっち来て？』
彼はコロコロと椅子を転がして
私との距離を詰める。
「ん？何？」
思わせぶりには思わせぶりで
対抗してしまえ。
『もうちょっと、こっち。』
彼の正面から椅子の背もたれに手を付き、
耳元に手を添えて囁いた______
『やっぱ…教えない。』
「はっ…ちょっ！なんでそれを
わざわざ耳打ちすんだよ！？」
『この前のお返しだよ〜
どう？ムカついたでしょ？』
「…。」
本当にムカついたのか
そっぽを向いて黙り込んでしまった。
『キヨ…？ごめん、ほんとに怒った…？』
「怒ってねぇよ…。」
金髪からわずかに覗く彼の耳が
真っ赤に染まっていたのは
見間違いではなかった。
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
