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体育祭当日。
事故もなく無事に全ての競技が終わった。
黒髪になったせいで
キヨを探すのに少しだけ
手間取ることが多かったけれど、
ちょくちょく見つけては
一人でドキドキしていた。
本当なら今日はパソコン室に
行くつもりはなかったけど、
昨日の答え合わせと
言われたので行くことにした。
体育祭の後は皆んな
打ち上げがあったり
疲れてすぐ帰ったようで、
校内は静まり返っている。
カラカラ…。
キヨは既に座って待っていた。
「おっ!待ってたぜ。」
『昨日の答え合わせ、聞きに来たよ。
いくら考えてもわからなかったけど。』
「…そっか。」
『答えはなんだったの?』
「じゃあ、まずはヒント!
俺の好きな人、誰だと思う?」
『またクイズ?
え、誰だろう。
キヨって女の子、誰と仲良い?』
「____Aだよ。」
『私とは仲良い…
って…え??』
「すk…。」
『え、なんて??』
「すき…。」
『え、ごめん、
聞こえないんだけど___ 』
「好きなんだよっ!
Aのことが!!」
『えっ…?!』
「俺はAに会いたくて
毎日ここに来てたんだよ…
Aって意外と鈍感だな?」
『えっ、えっ、ほん、本当に…?』
「ほんとに。嘘じゃない。
こいつ思わせぶりだなーって
思ってるかもしれないけど、
俺はAにしか
そんなことしねぇから。」
『えっと…ありがとう…。』
「A、好きな人居るんだよな?
振り向いて欲しくて
告白しちゃったけど、
俺もAの恋、
応援してるから頑張れよな。」
じゃあ、と言って
そのまま立ち去ろうとするキヨ。
気づけば体が無意識に動いて
キヨの腕を掴んでいた。
『わっ、私もっ!!』
「えっ…?」
『私もキヨのこと、好きなのっっ!!』
「Aの好きな人って…」
『キヨだよ!!
そっちこそ鈍感じゃん…』
そっか!とキヨは嬉しそうに、
でも恥ずかしそうに笑ってみせた______
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います!(_ _) (3月1日 20時) (レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます!続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜! (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2024年2月5日 0時