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第一声、何を話そうかと考えていたら
なんと寝てしまっていた。
キヨの足音で薄っすら目が覚めた。
私の顔を覗き込んで
何かボソッと言ったと思ったら、
上着のようなものを
私の肩にかけてくれた。
やっぱりキヨって、優しいな。
その温かい優しさに
つい二度寝してしまった_____
「おーい、起きろ〜？」
体を揺らしながら声をかけてきた。
『…うわぁっ、私…。』
「俺が来てから一時間くらいは寝てたぞ。
A、疲れてんの？」
『あっ…いや…気づいたら…』
「今日のところは
もう帰るつもりだけど、
どうする？Aも帰る？」
『あ、うん。帰ろうかな。』
廊下を二人で歩きながら
寝てしまったことを少し後悔していた。
もっと話したかった。
時間も無駄にしちゃった。
「なぁ、Aって
部活入ってないんだよな？」
『うん。どうして？』
「いや？別に。気になっただけ。」
キヨも私に気になる事とかあるんだ…？
『キヨってなんで髪、金色なの？』
「…え？金髪にしてるから金なんだよ。」
『いや、なんで金色に染めてるのかって…』
「…別に理由はねぇよ。」
『そ、そうなんだ…。』
「金髪嫌い？」
『いや、そういう事じゃないけど。』
「ふーん。」
お互いの靴箱まで行くと、
今日のキヨはいつもより早く靴を
履き終わり、私を待っていた。
『あ、ごめん。
先に行ってても良かったのに。』
「…またカラスが出たら怖いからさ。」
そういう事…！？
「Aって電車で来てんの？」
『うん！電車だよ。キヨは？』
「俺はチャリ。
あ、それなら今日はここで。」
『うん、じゃあまた。』
「明日もパソコン室来る？」
ドキッ…。
『あ、うん。行くと思う。』
「おっけー、じゃあまた明日な！」
また明日、明日も会える…。
彼の去り際に見せた笑顔が
帰り道、ずっと頭から離れなかった。
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
