お姫様とターゲット ページ4
「おはよう、シャークん君。朝から大変だったね…。」
「おはよ。俺Nakamuにじゃんけんで勝てる日来んのかな…。」
ふぅ、と溜息混じりに返答する彼は
「あれっ、もう皆来てるじゃん。おはよー。」
「おはよう、皆早いね。」
「おはよう、きりやん君、きんとき君。」
次いで教室に入ってきたのは
「皆が早い理由って転入生が来るから?」
自分の机に鞄を置きながらきんとき君が問い掛ける。
「僕は日朝だからだけど〜。」
「私もいつもこのくらいの時間には登校してるから…。」
「BroooockとAはそうだろうけどさ、スマイルがこんな早く来てるの珍しいじゃん。」
実際眠そうだし、と付け足すきりやん君。スマイル君は未だ眠そうな表情のまま、私から離れようとしない。
「…Aの役に立ちたいからね…。」
「もう充分スマイル君は私の役に立ってくれてるよ。」
「む〜、おれもAの役に立ちたい!」
「Nakamu君も充分なんだけどなぁ…。」
そんな会話をしているとHR開始のチャイムが鳴る。
「スマイル君、チャイム鳴ったからまた後でね?」
「ん…。」
ちょっと寂しそうな表情を浮かべたスマイル君が席に戻るのを見届けて、私も自分の席に座る。スマイル君から貰った写真は制服のブレザーの内ポケットに仕舞っておいた。
…これからの学園生活を楽しくしてくれるであろう
「…ということで、もう知ってる人もいるだろうが、今日は転入生が来ている。入っていいぞ。」
先生に呼ばれてガラリと教室の扉が開く。
「初めましてー!
元気いっぱいに片手を上げながら、ピンク色のポニーテールを揺らす女の子。スマイル君から貰った写真と同一人物。
「それじゃあ吉祥寺の席は…
先生が瑠玖の席の隣を指差す。吉祥寺さんははーい、と返事して瑠玖の隣へ。
「えーと…瑠玖君?よろしくね。」
「あー…うん、よろしくね、吉祥寺さん。」
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作者名:さくらもち | 作成日時:2024年3月20日 17時