【WT】同担かと思ったら推しだった件。

同担が1人 ページ1

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『はぁ…今日も仕事疲れたぁ…』


家に着いた瞬間、手を洗い、ベットに飛び込む。

私の会社は、いわゆるブラック企業。残業は当たり前もちろん残業料なんでてない。上司より早く帰った奴が居たら、給料が引かれるなんて…まぁうちの部署だけかもしれないけど。


『あ、もう今日の新着の動画出てんじゃん！』


イヤホンを準備して動画を再生させる。そして耳に飛び込んでくる、高めの聞き慣れた大好きな声。


nk「はい、どうも皆さんこんにちはワイテルズのNakamuです！」


『あぁ…耳が癒される…このぐらいがちょうどいい…』


動画を見ながら、笑う。この時間が一番生きていてよかったと思う。

そしてふと時計に目をやる。


『今日の動画も面白かったなぁ…ってもう1時！？やばっ、お風呂入って寝ないと…』


『ふぅ…すっきりした！絵描きたいけど…う〜ん…明日か…寝よ。』

布団に入ると睡魔が私を手招く。そして眠りに落ちた。

『ん〜！なんかよく眠れた気がした〜！よし、今日も仕事頑張ろ！』


カーテンを開けると、春のポカポカとした陽だまりとまだ肌寒い風が私の髪を靡かせる。

手慣れた工程でだし巻き卵を作る。昨日の残りのご飯と味噌汁を注ぎながら、今託されている仕事の案を考える。

ワイテのお弁当箱に残り物を詰め込んで昼ご飯の準備は万端だ。

お皿洗いは…今日の自分に任せよう。

黒いスーツをゆるーく着こなし、荷物を持って駅に向かう。

タイムカードを切り、部屋の中に入る。

？「あ、Aじゃーん、おっはー！」

『あ、陽！おはよー！』

この子は、会社の同僚の陽。ワイテを通じて友達になったオタ友だ。

陽「ねね、昨日の動画見た！？」

『見た！おもろかったよね！』

陽「そうそう！スマさんのあい〜！が聞けてよかった笑」

『それは同感笑ぶるさんもあちゃま！って言ってたよね笑』

陽「その後にやんさんがアチャモ？っていうやりとりで思わず吹いてしまった笑」

『分かr

上司「おい、何くっちゃべってんだ。早く仕事をしろ新人が。」

…はぁ〜い。』

まだ時間になっていないのに仕事をやらせようとしてくるクz…まぁこれ以上は抑えよう。

『ふぅ…！やっと昼休憩だ〜！』

陽「もうこの時間だけが唯一の癒しよね…」

『さ、お弁当食べよ〜』


陽「じゃ、私先帰っていい？」

『ん〜どうぞ、まだ明日〜』

陽「うん、頑張って〜」

静かになった部屋の天井を見上げる。

『ワイテの動画見て〜…』

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